panda life

白も黒もどちらも私。20代専業主婦の育児、生活、漫画と本の話。

高3の夏、野球の思い出

今週のお題高校野球


高校3年の思い出の8割は野球だと言っても過言ではない。クラスメイトの名前さえ覚えていない私が、1度も口を聞いたことのない球児たちを応援していたのだ。

マー君佑ちゃんの勝負の夏。受験勉強そっちのけで夢中になった。頑張るのは当事者たち、どちらが勝っても私には何の関係もなかったはずなのに、緊張しながら、興奮しながら見ていた。両選手の両親や兄弟が、自分のことのように一生懸命応援し、涙を流しているのも見て、さらに心を打たれた。


私の高校は公立だったから、甲子園出場なんてまずあり得なかった。他県や他国から強い選手が集まってくる私立高校に敵う訳もない。しかし、高3の夏、私の高校の野球部は強かった。私は即席のチアもどきとなって、ポンポンを振りながら応援することになった。

学校中が野球に狂っていた。毎日のように、みんなでバスに乗り、球場へ向かう。授業もやらず、文化祭まで延期して。

私はテレビにも映ったし、新聞にも広報にも載ったし、ただ同じ高校の生徒というだけで、何度メディアに露出してしまったか。

試合は面白かった。勝った後だからこそ言えることだけど、接戦であればあるほど、緊張が喜びの叫びに変わる感覚が気持ち良かった。

負けたとき、本気で悔しかった。まぁ無理だよね、なんてひどいことを心のどこかで思っていたはずなのに、悔しくて悔しくて…もう野球場には来られないんだと思うと寂しかった。



私にとって、甲子園のバイブルは、タッチではなくH2。あんまり人が死なない話が良いんだよね。これも死ぬけど。
国見比呂も好きだけど、木根が好き。木根がピッチャーの回は神回だと思っている。
主人公以外も主役になれる、心を震わす野球に、もう一度夢中になる日は来るのか?

田舎あるある

私の実家と母方の祖母の家の共通点は、どちらも田舎ということ。ふと気がついた田舎あるあるを紹介する。


その1 玄関があるのに、玄関以外の場所から人が出入りする。

なぜか玄関から入らないんですよね。そこに住んでいる我らが家族も、近所の人や友達も。

私の実家では車庫から、祖母の家では、洋間の大きな窓から人が出入りしていました。

常に空いている、中が丸見えで無防備。鍵がかかっている玄関からわざわざ入るのが面倒だから、というのが理由だと思われます。

治安が良いから、というわけでもないかな?我が家は何度か盗難に遭っています。


その2 家中の窓を開け放ち、エアコンを使わない。

風が吹かないと暑いよ…昼寝ができない。
雨戸に背中をくっつけて、体育座りで読書が1番。

部屋は広くてたくさんあるのに、エアコンの数は少ない。


田舎の家って開放的。暑苦しいけど風通しが良く、気持ちがいい。


百日草が咲いている。ずっと白い花が咲いていたところから黄色い花が咲いたらしい。

水色のペンキで塗りたくったような、嘘みたいな色のトンボが飛んでいた。

見過ごしてしまいそうな何気ない瞬間に出会う喜びがある。海の側でも山の中でも。

2歳3ヶ月の名言

おうた編

「メリーさんのlittle lamb little lamb ~」

途中で英語になる。

「ワン トゥー ワン トゥー おくすりー」

one two three と言うべきところ、確かに、そう聞こえなくもないかも。


「さかみちートンネルーくさったら~いっぽんだーしにーでこぼーじゃーみちー」

ところどころ惜しい。


遊び編

電話あそび

「もしもし~今どこにいるの?ありがとざいましたー失礼しまーす。」

よく聴いてるなぁ。でも、その組み合わせ違う。


お買い物

「いらっしゃいませー150リーパでーす。」

クロアチアのお金の単位を使う。



生活編

ごはんに髪の毛が入っていたとき

「くぅちゃん(私の母)がせっかく作ってくれたのに~髪の毛が入ってた~」

眉間にシワを寄せて悲しい顔を作るところがかわいい。


「5歳になったらくるみ食べられるね!ガムは何歳から?コーヒーは大人になってから…」

何歳になったら何を食べられるかひとつずつ確認。


「みぃちゃん、親父になったね!おやじ!」

腹巻きつきパジャマズボンをシャツインで履いたときの一言。元凶は私の母。



対等に喋れるようになってきたのは楽しい。イヤイヤ期の楽しみ。

シンデレラの末路

魔法はいつか解ける。この上ない幸せを感じる至福の夜は、必ず明ける。

たぶん数日は、その余韻に浸って生きていけるけど、陽が上り始めて、空が紫を帯始めると、胸が次第に高鳴り、苦しくなったことも忘れない。

電気のついていない暗い部屋に、独りで帰り、そのままベッドに倒れ込む。いつの間にか、眩しすぎるお昼時になっていて、味気ない昼食をひとり黙って食べながら、今度は夕陽が溶ける紫の空を窓越しに見つめ、ため息をつくのだ。

「シンデレラストーリー」という言葉があるけれど、魔法の力で王子様と出会い、見初められ、結婚できてめでたしでは済まない。


シンデレラII スペシャル・エディション [DVD]

シンデレラII スペシャル・エディション [DVD]


なんたって、育ちが違うのだから。庶民以下の生活水準で、不満を漏らさず、懸命に慎ましく生きてきた人間が王室の暮らしにすぐさま馴染める訳がない。

むしろ、謙虚で控えめで贅沢をしないシンデレラだからこそ、好感が持てるのに、無知であることを非難され、王室に相応しくないというレッテルを貼られては気の毒だ。

シンデレラって、王子様と結ばれて幸せ?
変わらなくても十分できた娘なのにもったいない。


つまり、そこから先が大事なのだ。

シンデレラが、王子が、どう動くか。

何かを間違えたら壊れてしまう。
壊れたらもう修復できないかもしれない。


自分ではどうしようもない心の動き、憎しみのような良くない気持ちが表に出てしまう。特にうちの2歳児の前では。指に力がこもる。

後で謝らなければいけないようなことはするなと言っておきながら、自分もやっている。自分がやったことが、返ってくる。ハッとする。

取り返しのつかないことにならないように、魔法をかけよう。

『進撃の巨人』23巻 感想

朝、6:30コンビニに買いに行きました。
ここから先、しばらく、主人公はライナーになりますね。


進撃の巨人(23) (講談社コミックス)

進撃の巨人(23) (講談社コミックス)



ジークが王家の血を引いているのを隠しているのはなぜ?という新たな謎。

空からエルディア人を落として巨人化させるシーンの気持ち悪さ。

何も知らない幸せと、何も知らない怖さ。自分の中の絶対悪が覆り、自分の方が悪だと気づいてしまう残酷さ。認めたいけど認められない。止めたいけれど止められない。伝えたいけど伝えられない。

罪悪感を拭えない「人間らしさ」が、心をどんどん蝕んでいく。

それでも、生きて、闘わねばならないライナーが不憫で仕方がない。


進むべき方向はどちらなのだろう。後戻りはできないから、根絶するまで闘い続けるか、素直に頭を下げて制裁を受けるか。いや、そんな単純にはいかないだろう。残酷な世界は残酷なまま変えられないとして、どうやってけじめをつけるのか。

まだまだ先は長いのかな。

母娘の夏休みジプシーライフ

電車のなかで半日過ごし、今日は東京へ1泊。明日はまた半日移動。さらに田舎へ向かい、数日過ごすつもりだ。

ホテル代わりの拠点を複数持っているのは幸せだ。帰りたい場所、大切な場所がたくさんあって、そこに行く度に自分のことを大事にしてくれる人、自分が大事に思っている人の存在を思い出せるから。

娘がどう思っているのかは知らないが、こうやっていろんな場所を点々と巡っていると、ジプシーのようなライフスタイルも悪くないなと私は思う。


EARTH GYPSY(あーす・じぷしー)-はじまりの物語-

EARTH GYPSY(あーす・じぷしー)-はじまりの物語-


この本を読んだときは、正直全然ワクワクしなかったのだけれど、何も海を越えて旅をしなくても良いのだ。海を見つめながら、海に沿って走る電車に乗っていたって、ワクワクはある。


帰るべき場所がないのは不安定で心細いものだと思っていたけれど、実際そんなこともない。どこにでも公園はあるし、スーパーもある。お風呂も入っているし、きちんと寝返りできるくらいのスペースで眠ることもできる。ボロアパート時代よりずっと快適で心も元気。

気がつけば明日はもう水曜日。『過保護のカホコ』、この前見たばっかりなのに。

光陰矢のごとし。この諺にうなずける日が来るなんて。

時間は亀のように歩く。なかなか流れてくれない。ここ10年くらい、そんなふうに不満をこぼしながら泣いていた日々の方が長かった気がする。旅をすると、時はながれる。涼しい風のように心地よい早さで。

2歳2ヶ月、電車という公共の交通機関を利用するのは、本来なら親にとって骨の折れる業だと思うけれど、座ったまま相手ができるなんて、こんなに楽なことはない。半日も座ったまま過ごしていられて、愚図られることもなく、きれいな景色を見ながらおしゃべりしたり、パズルをしたり…むしろ日常生活を淡々と送るより快適なのだ。


もう少し大きくなったら、もっともっと遠くに行きたい。花畑を巡る旅とか、星空を眺める旅とか、綺麗な水場を求めて歩き続ける旅とか、テーマのある長旅をしたい。いくつの出会いがあるだろう。想像するだけでもワクワクする。

旅立ちの景色と明日の楽しみ

黒い雲が渦巻く空。田んぼはそれでも、わずかに顔を見せる青空に光をもらって、金色に輝こうとしている。遠くに見える小高い山は深緑。その山が、無数の木によって緑に見えることがわかるまで近づくと、山は開いて、海が見える。


沖縄の海のようなエメラルドでも、アドリア海のようなサファイアでもなく、控えめな藍色の日本海が凪いでいる。これまた中途半端な、白にも赤にもなれず濁った黄色の砂浜。澄んだ水の下に粉々の貝殻と小石たち。爪で引っ掻いたような白い雲が、電車の進む方へ伸びる。


あぁ、死ぬならここで死にたい!凪の海に大の字で漂いながら、音もなく消えてしまいたい。そんな景色だった。


海を見ると思い出すドラマがある。『青い鳥』。

逃げて逃げて…どうしようもなくなったとき、母親がひとり、海に飛び込む。たぶん、一生忘れない。


青い鳥 BOXセット [DVD]

青い鳥 BOXセット [DVD]


逃げたい逃げたいと思って生きてきたけれど、そういえば誰にも追いかけられたことはないし、追い詰められたこともない。後ろは崖、下は海。目の前には自分を追い込む敵。海に飛び込むのは、前に進む術がないから。敵から解放されるために逃げてきたのだから、ここまで来れば行く先は…

追われ追い込まれるまで逃げてみるのも有りかもしれない。崖っぷちに立ってみたら、自分の意志の固さも臆病さも、きっと全部わかる。



『壁の中で人を愛せ。』とエレン・クルーガーは言った。そうしなければ、また同じことの繰り返しだと。


今日死んでも悔いのない私の人生。でも、『進撃の巨人』新刊を楽しみにして明日も生きる。ネタバレサイトで最新話までチェック済みだけれども。


進撃の巨人(23) (講談社コミックス)

進撃の巨人(23) (講談社コミックス)