panda life

白も黒もどちらも私。20代専業主婦の育児、生活、漫画と本の話。

もし、私が自分の結婚式をドタキャンしていたら…

こんばんは☆母ブロガーKoriです。

 

今週のお題「私のタラレバ」

ドラマを見ていないので、イマイチピンとこないのですが、

私はときどき、もし、結婚式をドタキャンしていたら…ということを想像します。

 

結婚式というのは、自分の結婚式。

つまり、花嫁が結婚式をドタキャンというドラマのようなことを自分がやったらどうなっていたかな…って、正直、ちょっとやってみたかった。

 

これは実話。結婚式前夜、明日は早いからもう寝ようとまさに布団に入ろうとしていた直前、夫としお(仮名)に1本の電話がかかってきました。PM10:00

電話の相手は義姉。

「明日の結婚式で着るドレスを家に忘れてきた。式場でドレスのレンタルあるかな?」

あるかもしれないけど、今日はもう遅いから確認できるとしても明日だよ?と私はとしおに言ったけれど、

「じゃあ、今から式場に電話して聞いてみるね!」

は?今、何時だと思ってるの?

「電話かけて」

「は?なんで私が?」

「だって、こりちゃん(私)しか電話番号知らないでしょ?」

「こんなに遅い時間にかけたら迷惑でしょ?」

「残業してるでしょ、大丈夫だよ~」

 

無理やり電話をかけさせられた私。

担当のプランナーさんはとしおの言っていた通り残業していたけれど、最初に電話に出た人はすごく迷惑そうだった。そりゃそうだ。

プランナーさんに相談すると、ドレスの提携ショップに連絡を取ってくれた。

ドレスの方も奇跡的にやっていた。

そして、朝早めに来て選んでもらえるようにしてくれた。

 

ところが、

もう一度義姉に電話をすると、早く式場に行くのが嫌だったのか、わざわざプランナーさんが手配してくれたにもかかわらず、やっぱりいいや、って感じになって、

私たちが宿泊先のホテルに早めに行き、私のパーティードレスを貸すことになった。

 

明日に備えて早く寝たかったのに眠れなかっただけでなく、式場のプランナーさんにも負担をかけてしまったし、ドレスショップの人にも迷惑をかけた。

夜遅くまで残業して、早く帰りたいだろうに、そんな時間に手間をかけさせたのだ。

それを自分からお願いしておいてあっさり断るなんて何を考えているんだろう?

私は全く悪くないはずなのに、なんだか自分の顔に泥を塗られた気分で眠った。

 

翌朝。

約束の時間にホテルに行くが、義姉の姿はない。

フロントに頼んで部屋に電話をかけてもらうが出ない。

フロントの人に頼んでドレスを預けた。

 

プッツン。

私の脳内で何かが弾けた。

こんなに振り回されているのに、としおは自分の姉の味方なのだ。

 

控室で初めて出会った義姉は、私が貸したドレスではないものを着ていた。

ホテルの店で買えたのだという。

 

もう逃げ出して、行方不明になって、困らせてやりたかった!

あの時の私は、大人の対応、精いっぱい花嫁役を演じきったわけですが、もし、本当に逃げ出していたらどうなっていたでしょう。

最終的には離婚。みーみーはこの世にいなかったでしょうね。

 

もし、私が自分の結婚式をドタキャンして逃げ出したら…

さて、どこに行こう?

ドレスは汚したらいけないから、私服のままそーっと式場を抜け出して、電車に乗ろう。貴重品は持っていく。スマホの電源は「切」で。

天気は大雨。

 

式場ではすぐに私がいなくなったことがわかるでしょう。

でも、まさか、脱走しているなんて…

まずはトイレ。いない。

新郎控室。いない。

招待客控室。いない。

ケータイに電話。電源が入っていない。

・・・え?

としお、どうする?

 

私、自分がやっていることの残酷さに震える。

怖気づいてスマホの電源を入れるとおびただしいほどの不在着信履歴。

口はききたくないから一本だけとしおにメールをいれよう。

「許さない よくも私の顔に泥を塗ったな」

すぐに電話が鳴る。着信拒否。また電源を切る。

 

さすがに黙ってはおけない。

私が逃げ出した旨を親族に伝える。

我が両親。青ざめる。怒り心頭。

私のスマホに電話をかけ続ける。

電源が入っていないため…

 

あぁ二次会も中止にしてもらわないといけないかな。

とりあえず、余興を頼んでいる先輩にだけ連絡しよう。

通話中は電話がこないし。

…きっとここで説得されて、私は式場に戻るでしょう。

でも、ひとりでは行けない。どの面下げていけばいいんだ?

電話の相手か、友人の誰かに一緒についてきて、と頼むだろう。

もう泣くしかない。ものすごく感情的になって、何が嫌だったのか、率直に話すしかない。

狂ったように怒る両親。

聞き流すしかない私。

気まずそうな義両親。

としおとは目を合わせない。としおも何も言えない。

どんなに化粧しても隠せない、真っ赤に晴れた目とバリバリのほっぺ。

チャペルでの式は当然キャンセル。

なんとか食事会だけでも。

みんな誰とも目が合わないように下を向いている。

二段重ねのイチゴのショートケーキだけが堂々としている。

 

これが終わったら、私はどこに帰ればいいんだろう。

自分の行き場を失ったことに気がつき、私は途方に暮れながら、式が終わるのを待っている。

 

 

…ああ、やっぱり、本当に逃げ出すのは無理だったなぁ。

どこに帰ればいいんだろう?

とりあえず、その日はビジネスホテルを探すか、オールでひとりカラオケ。

両親が実家に帰ったら、妹の家で頭を冷やす。

妹は、何も言わず、何も聞かずにそっとしておいてくれるだろう。逃げた私も、逃げない私も関係なく、いつも通りの扱いをしてくれる。

私が逃げたとしても、それは妹に実害を与えないから。

本当にやっちゃう?面白ーいねー。(苦笑い)って言いそう。

数か月経って、離婚が成立すれば、両親も何も言わなくなるだろう。

そして、私はそれをブログのネタにして生きる。

あ、でも、ニートか…仕事探さなくちゃ。

 

 

やっぱり、逃げていればなぁ…という後悔はない。

でも、あのとき、もーっとストレートに怒りをぶつけていればなぁ…

我慢しすぎたなぁ、大人になりすぎたなぁ…という後悔はある。

そう、あのとき、としおと義姉のことを、私がもっとその場で怒っていたら、私は今、としおのことをこんなに嫌いではなかっただろうなぁ。