panda life

白も黒もどちらも私。20代専業主婦の育児、生活、漫画と本の話。

久々に『凪のあすから』を見直す私の心境

凪のあすから』の木原紡くんは、私のなかで2番目に好きな男の子です。(1番は桐生くん)

物語のなかで1番女子にモテているのは主人公の光ですが、私は要と紡くんで揺れて、最終的には紡くんで落ち着きます。


要はなぜ紡に勝てないのか?

運が悪かったから?

運命?


私的には年下との交際はアリ。
でも、やっぱり紡くんがいい。

決定的な違いは、口数かな?

ストレートに自分の気持ちを伝えることのできる要と、言葉が足りず誤解されやすい紡。

私はなぜか、後者の方が好きなのだ。
気持ちがおもてに出にくい人のことを、少しずつ理解していくプロセスが楽しいから。
そんな人に好きだと言われたらより一層嬉しい。


個人的には1クール目は正直あんまり面白くなくて、惰性で見ていたのですが、

まさかの2クール。紡くんが一気に巻き返し、私はとしおに内緒でこっそり抜け駆けし、同じ回を何度も見ました。

ひとつ屋根の下で、同級生の男女(イケメンと美少女)が同居することになるという少女漫画的シチュエーションにドキがむねむね。

主人公とヒロインを差し置いて本編を楽しませてくれたふたりをもう一度見たい。何度でも見たい。


その気持ちの背景にあるのは、
自分には後にも先にもこういうことはないんだなぁという虚しさ。

イケメンと恋をする、なかったわけでもないのだけれど、今はもうないわけで…

2次元の作り話ではあるけれど、こういうのを見ると、私は間違えてしまったのかな?と深く後悔しそうになります。

じゃあ見ない方がいいんじゃないかって、
きっと正常な人ならみんなそう言うでしょう。

でも、自分にはないものへの憧れというか、
自分のことじゃないけれど何かキュンとしたい気分になることってありませんか?

不倫や浮気を実際にしてしまったら罪だけれど、
アニメを見て好き勝手に何かを感じたり妄想したりするのは許される。


ときどき、懐かしいあの名前を、声に出して呼びたくなる。

昼なのに陽が射さず暗いままの畳にゴロンと横になったとき。
娘が眠っていて、シーンとしているとき。

思わずコロッと呟いてしまったときには、きっと、
何度も何度も呼びたくなって、そのうち叫びたくなって、うわーんと大声をあげて泣きたくなってしまうかもしれない。

明日また、東京に帰る。
それがすごく楽しみで、ホッとする。

畳の部屋に布団を2枚敷いて、妹と、娘と、私の3人で眠る。

としおが、妹に替わるだけ。

たったそれだけで、私はホッとしてしまうのだ。

朝、陽射しと共に目が覚めてひとり、もしくはふたりで早起きするとき、一瞥する顔が、私の気配に全く気づかずに眠り続ける妹だというだけで安心する。

コンパクトにまとまったリビングにいるとき、私は怒らない母でいられる。

また、戻れる。
その安心感。



一方で、もう戻れないものもある。

凪のあすから』2クール目は、要にとっては特に残酷だ。

ひとりだけ年をとってしまったちさきと、
眠って小さなままの要と、
ちさきと共に年を重ねてきた紡。

共に眠っていたとしたら?
共に起きていたとしたら?

そんなことを考えてしまったら、もっと、もっと苦しくなる。


だから、私も、後悔はしているけれど、このまま進む。

たぶん。