ゆー and みー with104

20代専業主婦の育児、生活、漫画と本の話。嬉しいことも苦しいことも笑いに変えて前向きに生きたい人へ。

壊したいもの、壊したくないもの

私は嘘をつくのが得意ではない。
好きではないと言った方がより正確だが、いつもいつもばか正直に本音を吐き出しているかというとそれも違う。

例えば、
周囲のお世辞なのか本心なのかわからない誰かへの褒め言葉を聞いているとき、それが自分の本心とかけ離れている場合、私は黙秘に徹する。

ノーコメントを貫いているときは、真逆の意見の持ち主だと思ってもらって差し支えない。

嘘はつきたくないけれど、そこでディスって当事者を傷つけたり、周りの人間を敵に回したりしたくはない。

本音をズバズバと漏らしてしまえたら爽快だが、失うものが多すぎる。

本当にその人のことが好きならば、多少の綻びは見て見ぬふりか、オブラートに包んで本音を言うはずだ。

だから、本当は言いたくて仕方がないのにあえて本音を慎まなければならないということは、その人のことを、思っていたより好きではなかったという証なのだけど、それでも私は失うことを避けている。

ここまで種明かしをしてしまったら、あえて言わない本音が遠回しにバレてしまう。

壊さないように注意を払いつつ、実は滅茶苦茶に壊したい。

どこまで言えば見えなくなるまで粉々になるのか、この目で確かめてみたい悪趣味な欲求を、心の奥底に、わずかに秘めている。

壊したい気持ちは、自分の後悔だ。

自分を後悔させたり、がっかりさせたりした誰かへの憎しみ。

気づけ、私をこんな気持ちにさせたことを。
気づかないなら気づくまで壊してやる。

そんな汚くて嫌な気持ちだから、痛い。
とても痛い。
言葉で以て直接叩きつけたら、止まらなくなって自分も痛い。

止めた途端に力が抜けて、もうどこにも自分がいないみたいに脱け殻になったまま、永遠に動けなくなればどんなに良いだろうと思うのだけれど、そういうわけにもいかない現実が目の前にある。最悪だ。

こんなときは、どこに行けばいいんだろう?
何にすがればいいんだろう?

執着しているものがないと、気持ちに余裕が生まれるはずなのに、今、何にも執着できない私は、寝ても覚めても同じところにいる。