panda life

白も黒もどちらも私。20代専業主婦の育児、生活、漫画と本の話。

「大切なものは目に見えない」、「見えぬけれどもあるんだよ」を子どもに教えられた話

星の王子さま』の名言と言えば、キツネが出てくる場面の「大切なものは目に見えない」だけれども、私は「ヒツジの絵を描いて!」の場面が面白かったと思う。

ヒツジの絵は、何度描いてもケチをつけられたのに、自棄になって箱の絵を描いて渡すと喜ばれたという話。

子どもは、紙に描かれた箱の、描かれていない中身を自由に想像し、満足できるのだ。

星の王子さま―オリジナル版

星の王子さま―オリジナル版


今日、娘を地元で評判の良い眼科に連れていった。
怖がって大暴れするだろうと覚悟していたのに、娘は1度も泣かず、先生の言われた通りのことをやって診察を受けたのだ。

何が起こったのか。

最初に先生は、娘の目を見てご挨拶をしてくれた。
次にキティちゃんのTシャツを褒めて、

「じゃあここから青いきれいな光が見えるからじっと見てね」

「今度は暗くするよ。もっときれいに見えるでしょ。」

「次はこのあなを覗いて。大好きなキティちゃんが見えるかもしれないよ。今度はアンパンマンかな?ドキンちゃんかな?」

まるで座ったまま遊びの世界に吸い込まれていったかのように、先生に引き込まれて、あっという間に診察が終わった。

帰り際、娘が言った。

アンパンマンを見たね~」

あの穴の中に、アンパンマンなどいるはずがない。
嘘をつかれたと怒ると思っていた。

でも、娘には見えたのだという。


これが、ヒツジの箱の話を思い出した今日の出来事。


この「ヒツジの箱」作戦はイヤイヤ期に最適。

「ウサギさんのズボンがいい!」

そんなもの家にはない。

「このズボンの箱の中にかくれんぼしてるよ。」

「ほんとだ!かくれんぼしてる!履く!」


目に見えないものを想像する自由さ、これは強い武器になると思う。

何もないところでも、遊んで楽しく生きることができる、そんな子に育ってくれたら嬉しい。


ほしとたんぽぽ

ほしとたんぽぽ


金子みすゞさんのこの詩も好き。

星とたんぽぽに親子で思いを馳せる時間もつくりたいなぁ。