panda life

白も黒もどちらも私。20代専業主婦の育児、生活、漫画と本の話。

旅立ちの景色と明日の楽しみ

黒い雲が渦巻く空。田んぼはそれでも、わずかに顔を見せる青空に光をもらって、金色に輝こうとしている。遠くに見える小高い山は深緑。その山が、無数の木によって緑に見えることがわかるまで近づくと、山は開いて、海が見える。


沖縄の海のようなエメラルドでも、アドリア海のようなサファイアでもなく、控えめな藍色の日本海が凪いでいる。これまた中途半端な、白にも赤にもなれず濁った黄色の砂浜。澄んだ水の下に粉々の貝殻と小石たち。爪で引っ掻いたような白い雲が、電車の進む方へ伸びる。


あぁ、死ぬならここで死にたい!凪の海に大の字で漂いながら、音もなく消えてしまいたい。そんな景色だった。


海を見ると思い出すドラマがある。『青い鳥』。

逃げて逃げて…どうしようもなくなったとき、母親がひとり、海に飛び込む。たぶん、一生忘れない。


青い鳥 BOXセット [DVD]

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逃げたい逃げたいと思って生きてきたけれど、そういえば誰にも追いかけられたことはないし、追い詰められたこともない。後ろは崖、下は海。目の前には自分を追い込む敵。海に飛び込むのは、前に進む術がないから。敵から解放されるために逃げてきたのだから、ここまで来れば行く先は…

追われ追い込まれるまで逃げてみるのも有りかもしれない。崖っぷちに立ってみたら、自分の意志の固さも臆病さも、きっと全部わかる。



『壁の中で人を愛せ。』とエレン・クルーガーは言った。そうしなければ、また同じことの繰り返しだと。


今日死んでも悔いのない私の人生。でも、『進撃の巨人』新刊を楽しみにして明日も生きる。ネタバレサイトで最新話までチェック済みだけれども。


進撃の巨人(23) (講談社コミックス)

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