panda life

白も黒もどちらも私。20代専業主婦の育児、生活、漫画と本の話。

今夜は眠れない

宮部みゆきの『今夜は眠れない』を読んだ。想像していたよりもキレイでまとまりの良いストーリーだった。

もうちょっとコメディ色が強いものなのかなぁと思っていたのだけれど、笑えるシーンはなく、だからといって切迫感もなく、胸が締めつけられるシーンもない。

一言で言うならば、この上なく平和なミステリー。


今夜は眠れない (角川文庫)

今夜は眠れない (角川文庫)




今日は涼しいを通り越して少し寒い。朝からずっと鳥肌が立っている。

時間の流れが速くなり始めた。曇り空が退屈を冗長させる。


空白を埋めるために、何かに死に物狂いにならなければいけない。

例えば、ばあちゃんなら、朝の4時20分に起きて洗濯機を回し、ごはんをつくる。夜、途中で目覚めて眠れない時間を過ごした日に時計を見たら5時。たまげたらしい。寝坊にショックを受けてから、1日を始める。

孫に弁当を手渡し、散らかった離れを片づける。あんぽんたんだと罵りながら。軽トラを運転して畑に行って荷台いっぱいにスイカを積んで帰ってきたと思ったら次はトマト。ピーマンも玉ねぎもある。夜ご飯の買い物に出かけて、料理してまた食べて、片づけて、お風呂に入ったらもう寝る。9時。これでも遅くなったんじゃないかな。前は8時に寝ていたはず。

世話を焼かないと生きていけない。忙しく身体を動かしていないと虫の音さえ聴こえないかもしれない。歩けなくなりつつある足で、草刈りをしてやろうと言い出して私の母にやめろと言われている。

みんなで食べると美味しいと言って、ホットプレートでバーベキューのような焼き肉を始める。これじゃあ野菜炒めだ、焼き肉じゃない、と私の従弟、孫に文句を言われながら、笑って肉を食べる。文句言うくらいなら全部自分でやれよ、端から見ればそう思わずにはいられないけれど、ばあちゃんは世話を焼き続けるし、従弟は世話を焼かれ続けるのだろう。


頭のなかで流れているのはこの歌。

ライオン

ライオン


生きていかなくちゃ。