panda life

白も黒もどちらも私。20代専業主婦の育児、生活、漫画と本の話。

青い鳥の行方

幸せは家のなかにある。と思いきや、青い鳥はあっという間に逃げる。だからまた、探しに行かなくちゃ。


青い鳥 (新潮文庫 メ-3-1)

青い鳥 (新潮文庫 メ-3-1)


1番の不幸は、家という帰るべき場所に、幸福が存在しないこと。

次に、幸福を見つけたと思ったら、またすぐに追いかけなければいけなくなること。

いつまでも家のなかでぬくぬくしていてはいけないよ、という考えにも一利ある。

でも、幸福って、そんなに一生懸命追いかけなくてはいけないものなのだろうか。

座ったり、寝転んだり、くつろぐ時間を割いて、疲れているという感覚を忘れて走り続けること、必死な時間は楽しいかもしれないし、あっという間かもしれない。

でも、目の前に椅子やベッドがあって、一呼吸置いた瞬間、身体が安心して喜ぶのを感じない人はきっといない。

もし、その椅子やベッドの上に、画鋲が仕掛けられていたり、汚れていて座れなかったとしたら…


私が言いたいのは、家は常に、天国のように温かい場所でなければならないということ。天国であるがゆえに、長居し過ぎたら生きて帰れないのかもしれないけれど。


東京のオフィス街を独りさまようのと、寂れた田舎の日陰でうずくまるのと、どちらが良いと訊かれたら、私は恐らく前者を選ぶ。どこへ行っても休めない、でも、椅子を見つけるというひとつの目的がある。行くあてがない途方さの方が、今は耐え難いのだ。


マッチ売りの少女/人魚姫: アンデルセン傑作集 (新潮文庫)

マッチ売りの少女/人魚姫: アンデルセン傑作集 (新潮文庫)


幻想でも良い。最後はやはり家を世界で1番素敵な場所であると確信し、そこに飛び込んでいけることが幸福なのだと思う。


オズの魔法使い (岩波少年文庫)

オズの魔法使い (岩波少年文庫)