panda life

白も黒もどちらも私。20代専業主婦の育児、生活、漫画と本の話。

一人っ子を育てる

風が騒がしい。自転車を外に出したままで良いかどうか、悩むところだ。激しい雨はまだない。気持ちの良いからっとした小雨にちょっとぶつかったくらいだった。

今日も、もりのようちえん。娘は昨日からずっと楽しみにしていた。畑仕事を手伝うために、自分専用の軍手を買って、喜んではめた。

私が草むしりに熱中している間、娘はとうもろこしの皮を剥く作業を手伝っていた。お願いされたことを黙々とこなしているのを見て、あぁこんなこともできるんだと感心。

自分のやりたいようにやるのではなく、お願いされたことを言われたようにやる、本当のお手伝いはなかなか難しい。

例えば、サラダの盛り付けくらいはできるかなぁ?ピザのトッピングなら楽しいかなぁ?と思ってやらせると、具材はすべて、1度もお皿や生地にのることなく、口の中に入ってしまう。

剥いたとうもろこしを、茹でて食べさせてもらった。売り物を育てているわけではないから、「おいしい!」という出来ではないのだけれど、子どもたちは大喜び。笑顔で頬張る姿がかわいらしい。

先週はどんぐり拾いに熱中していたけれど、今日は猫じゃらし。おしりのポケットにいっぱい詰め込んで、満足げに持って帰って来た。


そして、今、お昼寝タイム。


子育て専業主婦も、フルタイムで働いている人も、1日のうちで自由に使える時間は少ないと思う。

欲張って悩んでいる時間はもったいない。やりたいことが3つあっても、どれか1つに絞った方がいい。1日っていくつあっても足りないなぁと思う。睡眠を削るのだって容易ではないし。


この2日間は、読書に費やした。

重松清の『一人っ子同盟』


一人っ子同盟 (新潮文庫)

一人っ子同盟 (新潮文庫)


重松さんの作品は、独特な視点からの語りが面白いといつも思う。神の視点で、登場人物の誰もが知る由もない結末を、読者は教えてもらえる。その内容
は、大抵切ないものなのだけれど。


「どうにもならないこともある」

私がこの物語から受け取ったメッセージはこれに尽きる。子どもは親を選べないし、親も子どもを選べない。誰かを恨み続けても、大切な人が帰ってくるわけでもなく、原因を突き詰めて後悔しても、やり直しはきかない。

悩んでいる人が読んでも報われないストーリーだけれど、確かにそうだよなぁ…と感心する部分もある。どうにもならないことを受け入れ、一旦諦めてから前に進むことができるかどうかで、大きな差が生まれるのだろう。


一人っ子って、家のなかに子どもがひとりしかいないわけだから、子ども同士で会話する時間が少ない。親が、子ども同士の会話を聞く時間も少ない。言われてみれば当たり前だけれど、気にしたことがなかった。

親同士の会話を盗み聞きして、その内容についてこそこそ兄弟で話し合うということが出来ないから、独りで抱えて悩む。

一人っ子の母として、それは少し気にしておこう。

まぁ私は、妹がいても親のことを話し合うなんてしなかったけれど。家族間で干渉し合うのが嫌だったから、お互いに我関せずを貫いた。

兄弟のいる子達を見ていると、微笑ましく思うのだけれど、産み育てるのは自分なのだと考えると、うちはやっぱり一人っ子がしっくり来る。その分、出会いの数でカバーしようと色々なところへ出向く毎日である。